● 15年09月15日 県議会報告
2015年9月15日 スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 高瀬菜穂子委員質疑・答弁(大要)「高齢者対策の取り組みについて」
≪2015年スポーツ振興・国際交流調査特別委員会≫
2015年9月15日
「高齢者対策の取り組み」
福島国際交流局長
次に、付議事件の九州国立博物館活動等に関する諸調査の中の上から二番目、アジア若者文化交流についてでございます。ポップミュージックや漫画・アニメ、ファッションなど若者文化は、アジアの共通文化として急速に発展しつつあります。アジアの次世代を担う若者たちの間で育ちつつある新しい共通文化の流れを一層活発化することが大変有益と考えております。本県では、多言語ウェブサイト「アジアンビート」から、福岡や日本を初めアジアの若者文化の情報を七言語で発信を行っているところでございます。また、本年九月十日には、インドネシア語でも情報発信を行っております。
次に、留学生の支援でございます。本県の留学生は約一万三千人で、東京、大阪に次いで全国第三位となっております。世界で優秀な若者が集い、学び、活躍する拠点となることを目指し、平成二十年四月に産学官が一体となりまして「福岡県留学生サポートセンター運営協議会」を設置いたしまして、海外の留学説明会の開催、生活相談、就職の紹介など総合的な支援を行っているところでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
高瀬菜穂子委員
多彩な活動をされているということで、改めて、たくさんの事業をされているなというふうに思ったのですが、一つはお願いなんですが、一つ一つの事業について、予算規模が書かれていないので、どのぐらいの予算あるいは決算だったのかということがわかるようにしていただけたら、経済効果などを見る上でもいいかなということで、そういった一つ一つの事業についての予算についても書いていただけたらというふうに思います。これは要望です。
三ページのアーチェリーのトップアスリートを養成するという事業なんですが、かなり大規模にアーチェリーについて力を入れておられるということがよくわかったんですけれども、これは他の種目ではなくてアーチェリーというのはどうしてなのかということを素朴に思いましたので、それを一点質問いたします。
それから、十ページの中小企業の海外ビジネスの展開について、1)の分で、成約件数が七十五件という話だったんですけれども、これはどういった分野で、成約の具体的な規模などもわかれば教えていただきたいというふうに思います。まず、二つをお願いします。
篠原県民文化スポーツ課長
では、アーチェリーに決定をした理由ということで、この事業は、二〇二〇年のオリンピックにおけるメダルを獲得するということを目的として実施をしたものでございまして、比較的短期間で育成が可能であること、また県内にも育成環境があり、県の競技団体と中央競技団体との連携が十分図れるものであること、それから国の関係機関と協議をした上で、そういった観点を踏まえた上で、国の関係機関と協議をして決定したものでございます。具体的に決定する際には、他の競技も幾つか候補が挙がりましたけれども、今申し上げました点からアーチェリーが最適だということで決定したものでございます。
大羽新事業展開支援室長
それでは、福岡ABCの商談成約の案件の内訳を答弁させていただきます。まず、七十五件トータルの成約金額でございますけれども、二億一千万ほどとなっておりまして、一件ごとに金額幅は広うございますけれども、三百万ぐらいの規模のものが中心だということでございます。
それから、内訳といたしましては、五十件が販路の開拓、製品の輸出等ということになります。それから、現地の進出が十三件、現地での生産委託等が四件という内訳でございます。販路の開拓で特徴的なものといえば、食品分野、加工品の輸出等の案件が多うございます。それから、現地進出につきましては、現地で工場を実際に設けまして製品の生産に当たるということで、内容的には、工業製品であったり、それから食品関係といったものが主でございます。それから、委託については、件数的には四件でございまして、ここはさまざまな分野にわたっておりまして、中には、ソフトの開発、食品の関係、それから縫製品、具体的にタオルなんですけれども、タオルの生産委託についての金額も入っております。
以上でございます。
高瀬菜穂子委員
ありがとうございます。お答えいただきました。また勉強させてもらいたいと思います。
トップアスリートを養成するということも当然大事かなと思うのですが、きょうの委員会の運営にありました県民のスポーツ環境の整備というところがベースにないといけないのかなというふうにも思っているので、また今後調査させていただきたいと思います。