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2022年6月10日 福岡県内での「痴漢」「盗撮」被害と対策についての調査結果を発表しました



福岡県内での「痴漢」「盗撮」被害と対策についての調査結果(第一次分)

 

注・被害の具体例の記述があります。

      2022年6月7日
日本共産党福岡県議会議員団

 
 

 痴漢や盗撮の被害が後をたちません。痴漢は、被害者に精神的・肉体的な苦痛を与え、その後の人生に大きな打撃を与える、日常にある性暴力です。
 痴漢や盗撮をなくし、誰もが安全に暮らせる福岡県にするために、政治や行政、学校、鉄道、警察、企業など社会全体の課題として取り組むことが必要です。福岡県では、「性暴力根絶に向けた指針」が策定され、痴漢も性暴力の一つとして位置付けられました。しかし、取り組みはこれからです。
そこで、私たち日本共産党福岡県議会議員団は、対策強化に取り組むうえで被害の実態と被害者の声を把握することが重要と考え、インターネットを利用したアンケート調査を実施しました。2022年2月1日から5月31日までに寄せられた、102人分のアンケートを集計しました。その結果をお知らせします

 

【結果の特徴】
 
●痴漢被害は、「お尻を触られた」が特に多く、「胸を触られた」「体を密着させられた」「性器を触られた」「性器を押し付けられた」など、深刻な回答が寄せられています。
 
●「盗撮された」という回答は7件ありました。
 
●痴漢被害を受けた際、被害者は恐怖や驚きで体が固まり、声を上げるなどの行動ができなかったとの回答が多く寄せられました。自由記述の欄には「何もできない自分が悔しくてたまらなかった」「満員電車に乗るのが怖い」という回答や、「ストレス過多で健康被害になった」「人間不信になった」など、心身に強い影響が続いているという回答がありました。
 
●痴漢被害に遭う場所は、1位が電車や駅、2位が路上でした。
 
●痴漢・盗撮をなくすための対策としては、性教育、人権教育、ジェンダー平等社会の実現を選択した方が多く、根本的な対策が求められています。相談窓口の周知や相談アプリなど、相談できる場が必要とされていることもわかりました。警察による取り締まりの強化や、駅係員を増やす要望もありました。

 

今後も、Webアンケートの調査を続けます。
寄せられた声を県政に届け、性暴力をなくすために力をつくします。


 


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