● 16年02月20日 活動報告
ホントにいると?「下関北九州道路」シンポジウム(2016年2月20日)
20日、「平和とくらしを守る北九州市民の会」主催で「下関北九州道路」建設に関するシンポジウムが開かれ、田村貴昭衆院議員が基調報告、高瀬菜穂子県議、石田康高党北九州市議らがパネラーを務めました。
この計画は、海峡横断プロジェクトの一環であり「第2関門橋」として推進されていたものが、「ムダな公共事業」と批判されていったんは凍結されたもの。安倍政権の「国土強靭化計画」に乗じて再燃、福岡、山口両県の地元経済界の主導で進められています。
シンポジウムでは、関門トンネルや関門橋の老朽化や耐震性、災害対応、採算性などあらゆる角度から意見が出され検証されましたが、「必要性の低い巨大プロジェクト」であり、「負担を福岡県、山口県、北九州市、下関市の2県2市に追わせようとしている」ことが浮きぼりになりました。
高瀬県議は、「県は需要予測が減少することを認めたが、パンフレットには一言も書いてない」「新道路ありきで誘導しているのが県の姿勢だ」と指摘しました。