● 21年09月30日 県議会報告
2021年9月30日 「令和三年度一般会計補正予算案第13号」に対する賛成討論
2021年9月30日
「令和三年度一般会計補正予算案第13号」に対する賛成討論
日本共産党の立川由美です。第161号議案、令和三年度一般会計補正予算案第13号について、賛成討論を行います。予算には賛成ですが、以下のような懸念があることから、制度の改善を求めるものです。
本議案は、営業時間の短縮要請が10月14日まで延長されることに伴う補正予算です。飲食店では酒類の提供が可能となりますが、感染防止対策認証店と、それ以外の飲食店で営業時間に差をつけるとのことです。福岡県内に3万店以上ある飲食店のうち、申請数は9290件、認証を受けた店舗は3085件にとどまっている中、営業時間に差をつけることは、極めて不公平であり、混乱をもたらすものではないでしょうか。調査員を倍増して認証する作業を進めるとのことですが、7月16日の申請開始以来、「申請したが、全く連絡がない」との声を多く聞いており、これまでの認証する作業が遅れていたことを指摘せざるをえません。そのような中で、認証店だけ21時までの営業を認めるというのは、これまで、 同様に感染拡大防止に協力してきた飲食店に分断を持ち込むことになるのではありませんか。特に申請し、調査を待っている事業者から怒りの声が上がっており、今後、県に対する信頼も失うことになりかねないと懸念します。
兵庫県では、申請した店舗にはステッカーを渡し、あとから審査を行うことにしたとのことです。 本県としても、何らかの対策をとっていただきたい。いまだ認証する作業が進んでいないことから営業時間を一律にすることや、せめて申請者には認証店と同様の対応を行うこと、差をつける場合には、認証を取得できていない飲食店に対して感染防止協力金の支給を手厚くするなどの制度改善を求めるものです。以上、提案し、討論とします。