● 22年10月14日 県議会報告
2022年10月14日 2022年9月定例会 高瀬菜穂子議員 議員提出議案第7号「環境と人と動物のより良い関係づくり等福岡県におけるワンヘルスの実践促進に関する条例」案に対する賛成討諭
2022年9月議会ワンヘルス討論
≪2022年9月定例会≫
2022年10月14日
議員提出議案第7号「環境と人と動物のより良い関係づくり等福岡県におけるワンヘルスの実践促進に関する条例」案に対する賛成討諭
高瀬菜穂子
日本共産党の高瀬菜穂子です。 議員提出議案第7号「環境と人と動物のより良い関係づくり等福岡県におけるワンヘルスの実践促進に関する条例」案に対する討論を行います。
本条例案は、昨年制定された「福岡県ワンヘルス推進基本条例」の趣旨にのつとり、実践を促進するために必要な事項を定めるとして提案されています。
すでに基本条例で、県や市町村、関係者等の役割、基本方針も示され、環境 と人と動物のより良い関係づくりについても記述され、行動計画の策定と推進 も明記されています。 そのうえで、各部局ごとに、ワンヘルスの理念を踏まえた 施策の推進が現在も行われており、本条例案に書かれている多岐にわたる内容も、現在取り組まれていることがほとんどであると感じました。 ゆえに、内容には賛同ですが、法律でいうところの立法事実、このあらたな条例がなければ施策 の推進ができないような事実があるのか、という点において疑問を持つところ です。
第7 条、第8 条の「ワンヘルス認証制度」についても、既に昨年の行動計画 に盛り込まれ、ホ ー ムページ上でも認証の応募が始まっています。第8 条には、認証制度にかかる違反行為に対する措置が規定されており、この部分は本条例 案で提案されたものですが、違反行為の取り締まりよりは、現在推進している認 証制度を広げることに重点をおくことが、よりワンヘルスの理念を定着させることにつながるのではないか、と率直に感じます。
農林水産、食の安全、環境、教育など各部局にまたがるさまざまな取り組みがそれぞれに取り組まれており、それら取り組みは、ワンヘルス基本条例をふまえたものであると考えます。条例化にあたっては、自治体が限られた経営資源の中で条例を制定して対応する必要があるか、について県民に説明責任を果たすた めの説得力のある素材と説明が求められるという点から、必要性において疑問をもつことを指摘し、賛成することを表明します。
本条例案は、昨年制定された「福岡県ワンヘルス推進基本条例」の趣旨にのつとり、実践を促進するために必要な事項を定めるとして提案されています。
すでに基本条例で、県や市町村、関係者等の役割、基本方針も示され、環境 と人と動物のより良い関係づくりについても記述され、行動計画の策定と推進 も明記されています。 そのうえで、各部局ごとに、ワンヘルスの理念を踏まえた 施策の推進が現在も行われており、本条例案に書かれている多岐にわたる内容も、現在取り組まれていることがほとんどであると感じました。 ゆえに、内容には賛同ですが、法律でいうところの立法事実、このあらたな条例がなければ施策 の推進ができないような事実があるのか、という点において疑問を持つところ です。
第7 条、第8 条の「ワンヘルス認証制度」についても、既に昨年の行動計画 に盛り込まれ、ホ ー ムページ上でも認証の応募が始まっています。第8 条には、認証制度にかかる違反行為に対する措置が規定されており、この部分は本条例 案で提案されたものですが、違反行為の取り締まりよりは、現在推進している認 証制度を広げることに重点をおくことが、よりワンヘルスの理念を定着させることにつながるのではないか、と率直に感じます。
農林水産、食の安全、環境、教育など各部局にまたがるさまざまな取り組みがそれぞれに取り組まれており、それら取り組みは、ワンヘルス基本条例をふまえたものであると考えます。条例化にあたっては、自治体が限られた経営資源の中で条例を制定して対応する必要があるか、について県民に説明責任を果たすた めの説得力のある素材と説明が求められるという点から、必要性において疑問をもつことを指摘し、賛成することを表明します。
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議員提出議案第7号「環境と人と動物のより良い関係づくり等福岡県におけるワンヘルスの実践促進に関する条例」案に対する賛成討諭